耳鼻咽喉科展望

耳鼻咽喉科展望会について

主幹の挨拶

小島 博己
(東京慈恵会医科大学 耳鼻咽喉科 教授)

 高橋 良名誉教授の尽力により、昭和 33年(1958年)に創刊された耳鼻咽喉科展望は、その後、本多芳男名誉教授、森山 寛名誉教授へと脈々と継承され、平成25年(2013年)からは私が主幹を務めております。


 本誌は、本邦における数少ない耳鼻咽喉科領域の学術専門誌として斯界の発展に寄与してまいりました。お蔭さまで既に60巻を超え、全国の大学、病院勤務医や診療所の耳鼻咽喉科の先生方に広く愛読されています。近年では、専門医制度の改革に伴い、論文執筆がより強く求められているため、投稿数も徐々に増えてきております。


 本誌では、カラーアトラス、綜説、研究、臨床、手技工夫、インストルメント、診療の工夫、IT関連、学会関係、解説、境界領域、画像診断、薬剤などの多彩な項目を掲載しております。


 加えて2009年から電子ジャーナル化をしたことにより、J-Stage※にリンクして創刊号からのバックナンバーを参照でき、投稿論文が他者に引用されやすくなるといった多くの利点が付加されております。


 今後も研究や臨床などの原著論文の掲載のみならず、読者の皆様に新鮮かつ有益な医療情報を還元できるよう、バラエティ−に富み、内容の充実した学術誌を提供してまいりたいと思いますので、より多くのアクセス(ご活用)お願い申し上げます。


 学術誌発行のほかに、年2回の手術研修会(内視鏡下鼻内手術の研修会、耳の手術研修会)を開催しております。より安全で適確な手術手技を修得していただくことを目的に、全国の大学や病院の勤務医を対象として、東京慈恵会医科大学の手術理念・術式の理解を深めていただくと共に、その普及に努めております。 




※ J-Stage:国立研究開発法人科学技術振興機構 (JST) が運営する電子ジャーナルプラットフォーム

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